2012年04月09日

坂尾さん講演会

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あのTom Jobimと飲み友達だった (゜o゜)
という、ボサノバの生き証人 坂尾英矩 さんの講演会へ、西荻窪アパレシーダに行ってきました。

ブラジルに50年近くも住み、ボサノバが生まれ一番輝いていた頃から
歴史に名を残すミュージシャン達と交流を深め、
長年に渡り、日本とブラジルを音楽などの文化で繋げるお仕事をされて来たすごい方です。

そんな巨匠とは今まで会ったことはありませんでしたが
セカンド・アルバム製作中に、著作権問題にぶつかった時
ケペル木村さんを通じて、お力を貸していただき、

以来、メールのやり取りなどを通じて色々教えていただいていました。
そしてとうとう、その板尾さんと初めてお会いできてホントに感激〜〜!の夜でした。

講演会の内容は、ブラジル音楽史、
ブラジルが発見されてから500年間にどのように音楽が進化してきたのか。
というお話。

色々と音源も交えてのお話だったし、
時々、話が脱線して、坂尾さんしか知らないような
面白いエピソードも聞けて面白かった。

ブラジル音楽を演奏される方々が沢山来ていて、
質疑応答のコーナーとか、めちゃくちゃ熱心でした。

みんな、異国の音楽を演奏するのだから、様々なことで悩んでいる。(もちろん自分も)

色々なお話の中で、私にとって印象にのこったのは
(ちょっと言葉が違うし、上手くかけないけど、、、、)

「血にない事を習得するのは難しい」
という厳しい言葉

と一緒に

「なまりとか、歌詞の解釈とか、細かいことに囚われず
ブラジル・スピリットを込めて(スルドの様なノリは必須)
好きな曲を好きな解釈で演奏すればいいのではないですか。」

と、

「発音が、ブラジル人とそっくりではなくたって、
それが気にならないくらい、歌が上手になればいいんです。それは可能です。」

って、、、、(↑まじ、こっちも難しいですけど・・・)

発音も、ノリも、ポルトガル語の能力も、歌詞の解釈も、
常に常に上を目指さなければならないけど

いざ演奏の時は、今日の自分の能力は諦める、というか開き直って、
その日の精一杯を楽しんで演奏するのがいいかなー?って(ブラジル・スピリットを込めて)

坂尾さんからのお言葉に救われた気持ちでした。

ジョビンにまつわる坂尾さんの個人的なエピソードとか、
本当に面白い話が多かったですが
坂尾さんが書かれた本もかなりおもしろいので、おススメです!

「情熱のリオ」
http://www.amazon.co.jp/%E6%83%85%E7%86%B1%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%AA-%E3%83%99%E3%83%86%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%81%AE%E5%8D%8A%E4%B8%96%E7%B4%80-%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%AB%E3%81%8A%E3%82%82%E3%81%97%E3%82%8D%E8%A3%8F%E8%A9%B1-%E5%9D%82%E5%B0%BE%E8%8B%B1%E7%9F%A9/dp/4813605087/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1334046923&sr=8-1
真面目な話からいろっぺーエピソードまで 満載!

「ボサ・ノーヴァ詩大全」
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これはボサ・ノーヴァを演奏する人には必須のスタンダードアイテムですね。

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スリーショット♪






posted by うたこ at 23:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする