ブラジルから5年ぶりの来日、Renato braz を聴きに行きました。
なかなかブラジルに行くことは叶わないので
身近な場所で本物を聴けることは本当にありがたいです。
5年前にも聞いていたのですが久々にご本人を前にして
オーラが『ゾウさん!』と、失礼な事を思ってしまったのですが
すごく優しそうなお人柄がにじみ出ているのでした。
一曲目が Dorival Caymmi の So louco。
切なすぎる歌声にその場にいた全員が持っていかれ(T_T)
力強い歌声でうたう、泥臭い北東部のリズムでは内陸の田舎に・・・
と、心の旅でした。
日本の童謡もやっていましたが、5年前にも「7つの子」を歌っていたと思うので
来日サービスの付け焼刃ではなく、本当に日本に親しみを感じてくださっているのでしょう!
そのほかにも今まで知らなかった、
ブラジルの素晴らしい曲を沢山聴けて、しかも日本の曲「ゆりかご」を聴くのも初めてだった^^;
演奏後に私のCDを渡したのですが、
ジャケット裏に書いてある「幸せの花」選曲をじーっと見て
私が「Triste Madrugada」を録音したことを喜んでくれました。
この曲の作者Jorge costaはサンパウロの大作曲家でもう亡くなっていますが、
お友達だったそうです。
そういえば、同じくサンパウロに在住の「ボサノバ詩大全」の著者、坂尾さんも
同じように喜んで下さっていたのを思い出しました。
でね!!!!この曲にまつわるすごい話を聞いたのですよ〜〜。
もったいないから、書きたくないけど、一度だけ書いちゃう。
Triste madrugadaは、男がギターを無くしちゃって、
君の家の窓の下で、夜にセレナーデを歌うことができないよーっていう
可愛いっていうか、情けないっていうか、可愛い曲なのですが。
これは、実際にモデルがいて、しかもシコ・ブアルキが
タクシーにギター置き忘れたらしいです(笑)。
※シコ・ブアルキの名誉棄損してないか。。。心配。。。
でも、シコはこの曲を録音しなかった。
もししていたら、Triste Madrugadaの知名度は全然ちがっていただろう。

人見知りの自分にとっては、人と触れ合うことの素晴らしさも勉強できた貴重な体験でした。
素晴らしい出会いの余韻がのこっていて、
勇気を出して、これやってみよう!に、ちょっと踏み出せている
今日この頃です。(効力が切れたら、また元にもどりそうだけど・・)