2008年04月01日

ブラジル旅行記(1/9・7日目)アマゾンその1編

とうとう、最終目的地アマゾンのど真ん中マナウスへ向かいます。
前日の悲劇の傷は癒えるわけも無いが、嘆く暇も無く起床。

起床時間 午前3時半
早朝っていうか、まだ夜だわ。

今日は午前6時の国内便に乗らなければならないので
ホテルのロビーでガイドさんと4時に待ち合わせ。
(朝の弱い私にはこれも悲劇か)
素晴らしいガイドのリビアさんはピンクの上下のスーツを
パリッと決めてカッコよく登場。プロだな。

そういやお土産ってまだほとんど買ってなかったので。(買う時間がなかった)
バイーアの空港であまった時間少しぶらぶら。お土産ゲット。^^

出発早々すでに疲れてたので機内で一休み。
っと思ったらトランジットでブラジリアへ
飛行機の上から、オスカー・ニーマイアのアーキテクトの数々を
見たい!っと、下を良く見てたけど全然わからなかった。

そして、やっと着きました!マナウス国際空港。

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雲行き怪しいよ

アマゾン担当のガイドさん、4歳の頃からアマゾン育ち
大塚さんがお出迎え。
空港内で、お食事してから出発ですよ。というので。

そこらへんをぶらぶら、ここまでくると
またお土産やさんの趣も全然違う。

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ボイブンバというお祭りのシンボルの牛

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ビュッフェのレストランがあったのだが、そろそろ金欠なので
その外の空港の従業員の人が食べる列に並ぶ。ボリュームあるよ。
5レアルだから300円くらい。安い!

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さらにぶらぶらしてたら綺麗な花をみつけた^^

食事後は乗用車でアマゾン川の合流点付近に向かう。
日本企業の工場や、看板が沢山目に入る。
こうした企業の売り上げが州の収益を潤し、
微力かもしれないけど、アマゾン森林の伐採を食い止めることの
力になっているということは嬉しい事。^^

しばらくすると小さな船乗り場のようなところにたどり着いた
・・・はいいけど、すごい、雨。
「しばらく車内で待ちましょう、アマゾンのこの大粒の雨を
体感するのも面白いでしょ!」っとガイドさん。やんちゃな人です。^^

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これは外に出たら大変

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30分ほどで小ぶりになり、足元気をつけて〜っと、思ってたより小さな船にのる。
ちいさいからこそ余計に水面が近く体感できるアマゾン川

ブワーーっと風を受けながら川の真ん中に来てエンジンが止まる。
予習していた通り、黒っぽい水(ネグロ川)と、
茶褐色ににごった水(ソリモンエス川)がはっきりと分かれてた。

比重と水の流れの速さの違いで二つの川は合流点から
しばらく混ざり合うことなく流れているそうです。
その境目には漂流している草や植物が点在していて
はっきりと緑の点線を作ってる。

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信じがたい景色

「触ってみますか?」っとガイドさん。
もっちろーーーん♪ボートからちょっと乗り出して
恐る恐る手を入れる、あれ!あったかい。^^

そのままボートのエンジンが入り、白と黒の境目をゆっくりと行ったり来たり・・
水温の違いがはっきりと感じられたっ。わかっちゃいるけど、不思議。
地球が生き物だ。おさまらない好奇心で濡れた手の匂いを嗅ぐと
まったく匂いがしない。
濁って見えるけどとても綺麗な水なのだと思う。

このまま川を10キロほど下っていくと
滞在予定のリバーサイドホテル マイナンがあるのだけど
その前にちょっと横の細い水路に寄り道。

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どこにむかってるの?

そしてしばらく進むと池の様に水面の広がり、
そこは、蓮の園・・・。
エンジンの音がとまると、人工的な音がまったくなくなる
沈黙の中に、水の音と、鳥の声だけ。幻想的な世界。

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美!

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蓮の天国を後にして、さらに川をくだっていくと
途中に見える古くからある灯台。
余談ですが灯台のランプがよく盗まれるらしい^^;
でもGPSついてるからすぐに犯人がわかっちゃうのだって。

沢山の美しい寄り道をしてやっとたどり着いた
リバーサイドホテル マイナン。

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可愛い船着場。アマゾン川は季節によって水位が大きく変わるので
いかだの上に建てられ、水上に浮いている

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ロッジから見える広大でさわやかな景色

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部屋の中、テレビも冷蔵庫も電話もエアコンもなし!
お湯も一日に一時間しか供給されない。できるだけ自然と共存するくらし

部屋でひとしきり休んでから、
また船にのってもう1つの灯台へ向かう。
風を受けながら船に揺られるのが気持ちいい。

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さっきとは別の灯台で、サンセットを待つ

日中の大雨の名残の厚くて灰色の雲の向こうに
それを焼き尽くすような太陽の光
刻々と美しい瞬間が続くのを、今日はどんな空が描かれるのか
どきどきしながら見届けた。

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あの雨の後こんなに綺麗な夕日がみれたのは本当にラッキーです
っとガイドさん

またホテルに戻って、ひとしきりゆっくりしてから
待ちに待ったごはーんっ!^^

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日本人経営のロッジなので、意外なことにとっても和風。
手羽先とか、厚焼き玉子とか、浅漬けとか、薄味で違和感無く美味しい。
でも、ここはアマゾン!!右に乗ってる長細いのは
ピラニアのヒレのから揚げです。超美味しかった。びっくり。

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それから、アマゾン川魚のお刺身。
川魚と言っても、昔は海だった事から、海水魚が淡水魚に進化したこと
川といっても半端じゃない水量なこと、などなど
色々な理由から、川魚の泥臭さはなく、かなり、美味しかった!!!

さすがにツマはなくてキャベツの千切りの上に乗ってる。(笑)
お醤油と、わさびまでっ!ちゃんとあって
色が濃すぎるのがちょっと抵抗あったけど
味は全くもんだいなくて、美味しく頂きましたっ。

その他原住民料理のスープもあった。
こちらもやさ〜〜しい味で美味しかったーー。

ああーー盛りだくさんな一日。^^
でもまだ終わらない。夕食後はワニ観察。
今度は、新婚旅行に来ているアメリカ人の若いご夫婦と
乗り合いで船に乗る。

夜は結構涼しいので、ウィンドブレーカー着用。
持ってきといてヨカッタ。

船の先頭にワニハンター職人さんが乗りワニ探し
どうするかというと、川岸に向かって、満遍なく懐中電灯を照らす。
ワニがいる場合は目がその光を反射するから、見つけられるそう。

しばらく行くと、遠くの方に、ちょんちょんっと、
小さな光が2つ。赤いかな?なんとなく可愛らしい存在感。

船はまーーっすぐに光に向かって進むと
岸にぶつかり、ちょっとガタガタガタっとしたかと思ったら
ハンターさんはいつの間にか手にワニを持っていた。

プロのワザ!!!

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「ワニは水中眼鏡もってるんですよー」と、
本当に真ん前で色々な説明をしていただいく。

大きさは60〜70cmくらいだけど、この歯にやられたら
指はないだろうなーって思うと怖かったり、
でも、どこかが可愛いから、触っちゃったり、色々でした。(笑)

その後、もちろんワニさんは優しく自然に戻されました。

ブラジルに来てから夜な夜な遊び歩いたけど
このロッジは目の前はアマゾン川、後ろはジャングル
さらにその先は軍の訓練地。ということで、どこにも行きようが無い
初めて夜ゆっくり休めたような気がします。

エアコンが無いから、網のかかった窓を開けて
蚊取り線香を炊いて、うるさいくらいの虫の声を聴きながら
おやすみなさ〜い。


アマゾンその2へ続く〜

今日のオマケはアマゾンロッジ「マイナン」について

http://www.mainan.com.br/index_jp.html
日本語表示もあるホームページ

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川側からみるとこう、建物の後ろは果てしなくジャングル

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ロビー兼レストラン、他のお客さんともいつの間にか親しくなっちゃう

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部屋と部屋、建物とアマゾンを繋ぐ通路
増水期は水没してしまうので、腐りづらい木が使われている
手すりの黄色と緑はブラジルのシンボルの色
床のペイントはアマゾンの黒と茶褐色の水の合流を表わしてる
posted by うたこ at 20:00| ブラジル旅行記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする