部屋に電話が設置されて無いから、ガイドの大塚さんの
モーニングコール、もとい、モーニングノックで起床。^^
起きて早々船に乗り、サンライズを見に行きます。
川の中央、水面から顔を出す大きな岩場に降りて朝日を待つ。
今朝も、アメリカ人の若ご夫婦と一緒。
色々とお話してたら、男性の方はハワイ出身、日本人の血も入った方で
日本語もとても上手だった。
とても感じの良い、美男美女の代名詞のようなご夫婦。
(彼らの美しいハネムーン物語の中で、ロッジの宿泊客AやらBやらの自分なのだ)
この美しい移り変わりは言葉で表わせないので写真たっぷりでお届けします。
最初は厚くかかっていると思われた雲が、朝日が上るのとともに
サーーっとどいて、美しい光を見せてくれた。
まぶしさにパワーを感じる。
あたりが優しい光で照らされてる
サンライズクルーズのあと朝食まで少し時間があるので
外に座って鳥の声を聴く。
今回はH4というまあまあの録音機材をもってるので音を採取!!
無数の鳥の声と、発電機の音、薪を割る音、遠くの船のモーター音。
心地よい。サンプリングして何かに活用できたらいいな。
そして、今日の朝食!
ブラジルのホテルの朝食の定番、ハム、チーズ、パン、コーヒーとフルーツ。
しかし、ここはアマゾン!なにやら珍しいフルーツが沢山!^^
左から、お芋みたいなの、パイナップル、
赤いどんぐりみたいのは椰子の実、ドリアン、かぼちゃ??タピオカのパン
ビックリするのはパイナップルの甘さ、蜜の色で、芯まで柔らかい。
以前、余りの甘さに、缶詰のパイナップルだと思い込んで、
怒ってしまったお客様がいたそうです。
仕方ないから、その人の目の前で、パイナップルをさばいて
食べていただいて、本物を証明したそうだ。
そう思い込んでしまう気持ちが解るくらい甘い!!
朝食後は、私と、相方の重ちゃん、ガイドの大塚さん、
現地のベテランの案内人ミスタージョルジの4人でジャングルに入る。
歩きながら、大塚さんは色々なものを見つけて説明してくれる。
ジャングルというのは全く自分とは縁の無い場所と思っていたけど、違う!
たとえば、シップ効果のある木だったり、胃薬だったり、毒だったり・・
原住民の知恵に現代の生活は沢山あやかっている。
そして、多くの薬品会社は、いまだ発見されていない
ジャングルに隠された宝を探しつづけているみたいだ。
しばらく歩くと、いきなりジャングルの中に白い砂浜が現れる
昔ここら辺が海だったからそうです。サラサラと、とても綺麗な砂。
良く見ると何かの足跡が^^
ジャングルを歩きながら、ジョルジさんは、敏感に
動物の気配などを感じて教えてくれます。
幻の蝶なんとか(←名前わすれた)も幸運なことに一瞬見れた。^^
メタリックな青い羽がとても綺麗だった。
しかし、動物達は警戒心が強いのでそう簡単に姿を現してくれない
でも、ジャングルの湿った粘土質の土は、動物の足跡をはっきりと残して
どんな動物が、いつごろ通って、どっちの方に行ったのか?
解る人には解るらしい。
(それが、CRRENTEZAというJobimの曲の歌詞とそっくりそのままだと
あとから気がついて、Jobimの自然愛に改めて感動した!)
この立派な椰子は「バカバヤシ」といいます。原住民の言葉を語源にする単語は
日本語のサウンドとニュアンスが似ているのもあって面白い。
小さな小川は「イガラッペ」って言うのだって。^^
ジョルジさんと大塚さんが椰子の葉っぱで
王冠とおもちゃを作ってくれた。これも原住民の智恵。
(今も家の玄関に大切に飾ってある)
蚊の襲撃もあったので・・・(汗)
やっぱり長袖長ズボンが欠かせません。
体力の加減を見て歩くコースを決めたのですが
今日は気温もあまり上がらず体力を消耗しなかったので
いつの間にか一番長いコースを歩き終えていた。
ジャングルトレッキング最後にアマゾン川が良く見える展望台に上る。
何もないから空が広く感じられてしまうのだ。
っと、ここでやっとお昼ゴハンです。
お昼は日系ブラジル人の大ファミリーと一緒でした。
皆さん日本語がお上手で色々お話しできました。^^
ボサノバの話になったらやっぱり小野リサさんのことは
ご存知でしたよっ。さすが。
何よりも楽しみなデザート。透き通るフルーツ。
カイピリーニャも美味しそうだ。(ひえひえ)
ご飯を食べながら色々雑談してる内に
「アマゾン川で泳ぐ!?」という話になる。
オーナーさんは「いいですよ。」って
「ほんとですか〜〜〜!!!」
アマゾンに来てからは、好奇心のカタマリの子供なので
行っちゃおうかな〜〜〜っと思ったら、雨が・・・。
やっぱり、泳ぐのは止めた。(ガクッ)
引き際を見つけて、ちょっと安心するヘタレな自分でした。
(泳げばどうせ濡れるのだから雨は関係ないのではっ!っと
つっこまれなくてヨカッタ^^)
ガイドさんも諦めてくれて良かったとホッとしたらしい。(笑)
(エイとかワニとかいろいろいますから)
その代わりに「ハンモックお昼寝」をすることになりました。
サイコーー。
ハンモックはアマゾン川の上に浮いている「いかだハウス」に
並んで吊るされています。
雨が遠くから近づき、土砂降りになって、通り過ぎていくのを
感じながら、川に浮かんだ木の葉の様に、
穏やかな波に揺られてお昼寝しました。
遠くから近づいてくるエンジンの音が通り過ぎると
少し波が高くなって「いかだハウス」が揺れる。ハンモックも揺れる。
「あそこで起きた事が、ここに影響する」
ってあまりにも当たり前のことを、感じられる事って
今まであまりなかった気がする。
さて、お昼寝の後は午後のコースがスタート。
期待の「ピラニア釣り」です!!!
いつもの小さな船に、私と重ちゃん、
ガイドの大塚さんと船頭のジョルジおじさんと4人で乗り
アマゾン川本流から少し横にそれた流れに入ると
とつぜん広がる幻想的な世界。
今は雨季が始まったばかりだから、すこーしだけ水没した植物や木々
草原のような、湖のような・・・なんだろう
この世ではないような景色。(あの世??)
近くを通る船もなく、水の流れも止まっているここでは
エンジンを切ると、全くの無音の中に沢山の鳥の声。
なんて平和なんだろう。
ピラニア釣りが始まる前から感無量。
浸るのは程ほどにして、楽しい釣りがはじまりました。
竹の棒が竿でエサはなんと牛肉!
ピラニアって漫画とかだと、水に手を入れると
ブワーッと群がって、あっという間に骨になっちゃう(笑)
ようなイメージだったけど。全然ちがう。
ヤツらはかなり慎重です。しかも産卵との関係で
今はオナカが空いていないので釣るのが難しい時期らしい。
普通の釣りと同じように竿に手ごたえがくるのを待つわけですが、
時々竿で水面を音が出るようにかき混ぜるのです。
そうすると水面に獲物が落ちたのと勘違いして
奴らが集まってくるそうです。(ほんとにーー??)
30分経過・・・・エサを突かれる感覚はあるものの収穫なし。
ベテランのジョルジおじさんも苦戦中。
でも楽しい。ここにいるだけで気持ちがいい。
ピラニアはエサごと針にガブリとかじりつくわけではなので
エサに近づいてきたところを、少し勢いをつけて引き
針に引っ掛けるようにしなければならない。ちょっとコツがいる。
賢いやつは上手く攻めていつの間にか肉だけをさらっていく。<(`^´)>
でも、来ました!!!
反射神経的にドン尻が予想されワタクシが一番手。
アマゾンには沢山の種類のピラニアがいるけど
この赤いのはもっとも凶暴なタイプだって
とんでもない歯
ジョルジおじさんも仕留めた。しぶいいい男。
そして、ワタシまさかの2匹目!(重ちゃんはいまだ不発(笑))
と、ここで、ゴム採取を見学に行きましょうということになり
小船でブーーンと、川を渡る。たどり着いたところは
なんだろ??お店かな??
こんなところでアマゾンをみながらゆっくりくつろぐのいいなぁ。
と思いつつ、いかだハウスの裏側に上るとすぐジャングル。
そこに妙な雰囲気のおじさん。(笑)
このおじさんは数少ない昔ながらのゴム採取方法を実演される人だそうで
有名な人みたい。さっきのお店に写真やら賞状などが沢山貼られていた
カメラ慣れしてて、というか撮られるの大好きらしい、カメラ目線過ぎる。(笑)
頭にたいまつを乗せている。これも昔ながらとか。
木に筋をつけるとそこから白い樹液がでてくる。これがゴムの原料。
さわるとベタベタする感じ。
一度に筋を沢山つけすぎると木が枯れてしまうので
ちょっとづつ幹を一周するらしい。
この樹液をかまどの上の捧にたらしながらひたすらローストすると
黒くなり、日常見覚えのあるタイヤみたいな、あのゴムのカタマリになる。
昔はこれを輸出して、マナウスのゴムの黄金時代があったのだ。
しかし、これはかなりキツイ作業だと思う。
暑いし、ゴムが燃えるきつい匂いがするし、目もしょぼしょぼ。
ガイドの大塚さんに色々説明していただき、今日は色々お勉強も出来た日。
そして、最後にお土産を貰いました。^^
ぷうーっと膨らまして
薄いゴムでくるくる巻いて(カメラ目線(笑))
サッカーボールの出来上がり!
地面に叩くと普通のゴムボールの感触で跳ね返ってくる。
アマゾン恐るべしっ。
最後にここでお手洗いを借りたのですが。
穴の先にはアマゾン川の水面が(お掃除いらずで便利!)
そこをじーーっと良く見ると。
お魚さんたちが、落ちてくるものを待って泳いでました。
で、そのお魚さんを釣って人間が食べるのかな?(~_~メ)
あまり深く考えるのはやめよう。(笑)
そして、また船にもどりピラニア釣り後半戦!
ジョルジおじさんベテランの余裕でもう1匹
そしてついに重ちゃんの竿が唸りました!!
でもガイドの大塚さん一言
「あー、これピラニアじゃなくて川のシャケですね。」
ガックーーーー。
この時は本当に笑えました。
でも、いいじゃないか、こっちの方が美味しそうだ。^^
(ちなみに今日釣った魚は最後は川にもどしてあげるそうです)
そんなこんなで、楽しい釣りの成績はっ。
知子(2匹)、ジョルジおじさん(2匹)、重ちゃん(シャケ)でした。
夕方も近づき、今度はイルカが良く見える所に移動。
ここがまた素晴らしい景色。
アマゾン川は色が濃いので、広ーい空を広ーい水面に映す鏡みたいだ。
ここには鳥もいないので、全く音がしない。
無音の「音」を聴いたことありますか?
上も下も空に挟まれて、あたりきかもしれないけど、
本当に自分が地球の小さな小さな一部って感じてしまった。
かわいいイルカちゃんをカメラにとらえるのに成功。
まってると結構ぴょんぴょん浮かんで来てカワイイ。(^v^)
ピンクのイルカさんも見た。肌色っぽいから
一瞬裸の人の様にも思えてびっくりする。結構大きいらしい。
長ーく楽しい午後のコースが終わりロッジに戻ると
ロッジの船乗り場の近くの水槽にそこで飼われているワニさん発見。
小さくてカワイイ
こんなこともしちゃう(^v^)
かわいいので夢中で写真を撮ってもらっていたら
悲劇!
ワニさんが手のひらから脱出、水槽に落ちた、岩に頭を打った。
でも、大丈夫だったみたいヨカッタ。何かあったら、私、立場ないっ!(汗)
ワニは雑菌がたくさんついてるから
「よ〜〜く手を洗ってくださいね」っと言われた。
でも、今思い出したけど、顔を洗うの忘れてた、やばかった・・・・。
夕食まで時間があったので、またH4(録音機材)を持って
夕涼み。朝と違って、夕方は鳥の声に増して虫の声が沢山聞こえてくる。
さて、楽しい夕食の時間です。今日のメインはもちろん「ピラニア」
(でも私達が釣ったものではないです、
あのシャケは食べたらどんな味だったのだろうかっ)
お刺身は、身がすごく小さい、ぷりぷり、淡白、ちょっと泥臭さがあるけどまぁ美味しい。つまの代わりにキャベツの千切りです。
こちらは今日のプレートお魚のフライはもちろんピラニア。
その他ナスの肉詰めとか、浅漬けとか、日系人経営のお店だけあって
和風なメニューなのでとても美味しく頂きました。
そんなこんなで、ぎっしり詰まった一日が終わりました。
明日にはもう帰り支度しなければ・・・・淋しい。
曇った夜の空に見えたような、見えないような、見えたらいいなの
南十字星を探して一日が終わりました。
長い書込みを読んで頂いてありがとうございました。^^
今日のおまけは画質がいまいちですが、ケータイで撮った
動画をyoutubeにUPしました。生録した鳥の声をつけてあります。
主にアマゾン川とロッジの様子に、マナウス市内、アマゾナス劇場
マナウス国際空港でひたすら飯を食らう(笑)の様子です。